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「エビデンス」だけじゃ弱い!これからは「メタアナリシス」だ!!|津川友介「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」

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『#はあちゅうサロン』がキッカケで、はあちゅう先生経由でたくさんの本をいただいております。
(私が欲しい欲しいって言ってるだけ)

今回いただいたのは津川友介著「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」です。

世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事
津川 友介
東洋経済新報社
売り上げランキング: 40

健康やダイエットなどに関する本はたくさん書店に並んでいますが、そのほとんどが「これで痩せた」など、個人の経験、見解で出されているものが大半です。しかし食事も筋トレも、その人に合ったものが万人に合うかはわかりません。

そこで重要になってくるのが「エビデンス」なわけですが、エビデンスも強い弱いがあります。例えば同じ実証実験をしたものでも、100人で調査したものと1,000人で調査したものはそのエビデンスの重みが違います。このように一口に「エビデンス」といっても、そのレベルは千差万別です。

本書で「最強のエビデンス」と言われているのが「メタアナリシス」になります。

メタアナリシス(meta-analysis)を簡単に説明すると「複数の研究の結果をまとめたもの」。要するに「エビデンスのキュレーション」ですね。

恥ずかしながら「メタアナリシス」というワード自体、初耳だったのですが、これは本書だけでなく、今後のあらゆる場面で、多様されるワードであること間違いなしです。

本書は、この「メタアナリシス」を軸に話を展開していくので、参考文献紹介だけで24ページも使っています笑

身体に良い食べ物、悪い食べ物

本書に興味を持つ人の多くは「結局何を食べてよくて、何を食べちゃダメなのかだけ知りたい」と思っていると思いますので、端的に「本書で書かれている身体に良い食べ物、悪い食べ物」をつらつらと書いていきます。

身体に良い食べ物

・魚
・野菜(じゃがいも以外)
・果物(フルーツジュース以外)
・オリーブオイル
・ナッツ(ピーナッツ含む)
・精製されていない炭水化物(玄米など)

魚は水銀や重金属などの懸念があるものの、心筋梗塞やガンのリスクを下げます。そして水銀の量が多いのはマグロやカジキなどの、食物連鎖での上位捕食者。

果物は糖尿病の予防になるが、フルーツジュースは糖尿病のリスクを上げます。またカンタロープメロンとイチゴは果物の中でも糖尿病のリスクを上げるとのデータが出ているとのこと。

個人的にはオリーブオイルについてもっと詳細を聞きたかったかなと。というのも、日本ではエクストラバージンオリーブオイルに関する法律や規定がないので、結構偽物が出回っているらしいんですよね。。。。

ナッツはオメガ3脂肪酸の関係で推奨。ピーナッツは健康志向のナッツ類の中には入らないことがありますが、今回は入っていました。みんな、ピーナッツ食べよう。

身体に悪い食べ物

・赤肉(鶏肉以外)
・加工肉
・加糖飲料
・バター、マーガリン
・白い炭水化物(白米、パン、パスタ、ラーメン、うどん)
・じゃがいも

牛や豚が身体に悪いというイメージは結構浸透していると思いますが、馬や羊もその中に入っているのは、個人的に衝撃であると共にちょっとショックでした。
(お肉美味しい)

またマーガリンもトランス脂肪酸の影響などで身体への害が浸透していますが、バターもその中に。。。。
(バターも美味しい)

チョコレートは善か悪か

本書に記載されている、チョコレートの健康に対する影響は以下のとおり。

・心筋梗塞における死亡率を下げる
・インスリン抵抗性の改善
・アルツハイマー病の発症率を下げる
・脳卒中のリスクを下げる
・血圧を下げる

これだけ書くとかなり健康に良い食べ物っぽいですが、大抵のチョコレートには砂糖が入っているので食べ過ぎは注意です。

カカオの含有量の多いものにはカカオの含有量が%で書かれているので、含有量の多いものがオススメです。

また本書には書かれていませんでしたが、ホワイトチョコにはカカオマスが入っていないので、一般的に言われているチョコとは少し違います。

日本人は味噌汁をやめるべき

2010年の国別の塩分摂取量のデータで、日本の塩分摂取量は韓国に次いで2位。本書内での資料が若干古いですが、現在もそこまでデータに変化があるとは思えないので、おそらくかなり多いのでしょう。

塩分過多が続くと高血圧を引き起こすので、動脈硬化、脳卒中、心筋梗塞のリスクが上がります。また胃がんの原因の可能性や骨粗しょう症の可能性も示唆されています。

味噌は発酵食品ゆえ、身体に良いイメージがありますが、やはり多く摂取することで塩分過多になるので気をつけましょう。

卵を食べるリスク

卵といえばコレステロールの懸念が挙げられます。しかし最近、卵と悪玉コレステロールの相関関係が弱いことが明らかになって「卵食べても悪玉コレステロールは増えない」説がかなり有力になっているのですが、実は卵には別の懸念点があるらしいのです。

それは糖尿病です。

卵を1日1個食べるグループは、ほとんど食べないグループと比べると、2型糖尿病を発症するリスクが42%高い。

卵を食べることと心筋梗塞、脳卒中などの相関関係はあまり認められていませんが、糖尿病患者に限っての解析では、心筋梗塞、脳卒中での死亡リスクが69%高いというデータも。。。。

その他

グルテンフリーの効果

グルテンフリーも結構流行っている健康法かなという印象ですが、グルテンフリーで健康になるというエビデンスはないらしく、セリアック病でないなら特に必要ないとのこと。

乳製品は善か悪か

乳製品もあちこちで意見が別れていますが、本書では牛乳やチーズは前立腺ガンのリスクを上昇させるとのこと。

牛乳1日200gで3%上昇、低脂肪乳1日200gで6%上昇、チーズ1日50gで9%上昇とのこと。

インターネットでの情報の探し方

若干矛盾しているかのような意見でもありますが、本書では以下から情報収集しないことをオススメしています。

・テレビ
・インターネット
・本

理由としては、あくまで経済的合理性に基づいて書かれているものが多いので、情報の信憑性よりも、目新しさや意外性が優先されているからとのこと。

これはおっしゃる通りだと思います。成分は興味を惹きつけるためのマーケティングで使いやすいですし、「野菜を摂れ」よりも「野菜は摂るな」など、逆説的なフレーズの方が意外性があって興味を持たれやすいです。もちろん例外もありますが、比較的そういうケースが多いということ。

日本語で健康情報を入手したいのであれば、以下のサイトがオススメとのこと。

・国立がんセンター
・厚生労働省

また日本語のサイトよりアメリカのサイトなどの方が、比較的信憑性のある情報が得られるとのこと。

まとめ

この本の売りは個人的な経験や見解ではなく、あくまでエビデンス、メタアナリシスに基づいた情報が記載されているということ。そしてそれをまとめてくれているので、健康情報のキュレーション本ですね。

そしてこれらの情報はあくまでエビデンス、メタアナリシスに基づいた情報というだけで、もちろん万人に当てはまるかはわからないし、今後の研究によって真逆の結果が出る可能性だってあります。情報は日々塗り替えられていくのです。

ちなみにこの津川友介氏、『「学力」の経済学』でおなじみの中室牧子氏と共著で出されているんですね。

こっちもちょっと興味ある。。。。

「原因と結果」の経済学―――データから真実を見抜く思考法
中室牧子 津川友介
ダイヤモンド社
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