売り上げランキング: 3
今日のテーマは、『君の名は。』です!!!
『今更かよ』感が半端ないですが、今回松屋銀座で『君の名は。』展が開かれるということで、それに合わせて『君の名は。』を見てきました。
『君の名は。』を見て良かったから『君の名は。』展に行くのではなく、『君の名は。』展に行きたいので『君の名は。』を見てきた、というわけです。
超ロングランのせいで、なかなかDVDが出ませんしね。
監督は新海誠。
アニメとかに疎い自分は初見の名前ですが、超有名監督みたいですね。
主人公の立花瀧と宮水三葉は神木隆之介と上白石萌音。
神木隆之介ってこういうアニメ映画の声優をかなりやってるけど、そこまで特徴のあるような声でもないような気が。。。。それが逆に良いのかな?
上白石萌音は初めて聞く名前ですが、可愛い声ですね。
立花瀧のバイトの先輩、奥寺ミキ役は長澤まさみ。
では早速、映画の感想から。
もう今更【ネタバレ注意】とか要らないですよね?
あらすじと感想
千年ぶりとなる彗星の来訪を一か月後に控えた日本。 山深い田舎町に暮らす女子高校生・三葉(みつは)は憂鬱な毎日を過ごしていた。 町長である父の選挙運動に、家系の神社の古き風習。 小さく狭い町で、周囲の目が余計に気になる年頃だけに、都会への憧れを強くするばかり。 「来世は東京のイケメン男子にしてくださ―――い!!!」 そんなある日、自分が男の子になる夢を見る。 見慣れない部屋、見知らぬ友人、目の前に広がるのは東京の街並み。 戸惑いながらも、念願だった都会での生活を思いっきり満喫する三葉。 一方、東京で暮らす男子高校生、瀧(たき)も、奇妙な夢を見た。 行ったこともない山奥の町で、自分が女子高校生になっているのだ。 繰り返される不思議な夢。そして、明らかに抜け落ちている、記憶と時間。 やがて、二人は気付く――。 「私/俺たち、入れ替わってる!?」 入れ替わってしまった身体と生活に戸惑いながらも、その現実を少しずつ受け止める瀧と三葉。 出会うことのない二人の出逢い。運命の歯車が、いま動き出す。
まったく映画を見ていない時点で『2人が入れ替わる話だ』『なんだかちょっと難しかった』みたいな感想は人から聞いてました。
映画はいきなりRAD WIMPSの曲からスタートします。
そして三葉が起床。
自分がどこにいるかわからない様子。
なぜか膨らんだ胸がある。
妹に起こされる。妹なんていないはずなのに。。。。
意味もわからなく鏡を見ると、女になっていることに気付く。
そして次の朝食のシーン。
おばあちゃんが三葉を見て『今日は普通やな』と。
要するにこのシーンでは、入れ替わった日の次の日ということなんだけど、起きたシーンの次が朝食のシーンって、同じ日だと思うよね?
これが若い人が『ちょっとわかりにくかった』と言われる所以なのでは?
そして学校ではノートに『お前は誰だ?』の文字。
友達からは『昨日は自分の名前も席もわからんくなってたよ』と。
次に立花瀧の起床シーン。三葉と入れ替わった状態。
『なにこれ〜?』と、女っぽく喋る神木隆之介悪くない。
窓を開けると、夢に見た大東京。
しかし覚えのない学校にバイトにとテンテコマイ。
最初は夢の世界だと思っていたが、週に2,3回同じような出来事が起こり、徐々に『夢ではなく入れ替わってる?』と感じるようになる。
お互いにルールとして入れ替わっていることの注意点をまとめたり、入れ替わっている時にあった出来事などをノートにまとめて引き継いだりしていた。
ある日、三葉が瀧の身体で勝手に取り付けた奥寺先輩とのデートは上手くいかず。
デートが上手くいかなかった事は『次に入れ替わった時に伝えればいい』
しかしそれ以来、2人の身体は入れ替わらなくなった。
不思議に思った瀧は、三葉と入れ替わった時に見た風景を頼りに岐阜県を向かう。
現地でそこが糸守町であることがわかる。
しかし糸守町は彗星による災害でみんな死んでしまったことが発覚。
つい先日まで入れ替わっていたはずなのに。
三葉と瀧の時間軸が3年ズレていたのですが、これも『なんだかちょっと難しかった』と言われる理由の一つですね。
諦めきれなかった瀧は、三葉の口噛み酒の奉納場所へ行き、それを飲むことでまた三葉の身体に入れるんじゃないかと考え、探しに行く。
三葉の口噛み酒を飲むことで、奇跡的にもう一度三葉の身体に入ることになる。
彗星の災害が起きないよう、防災無線をジャックし、街からみんなを避難させようと計画するも、父親も妹も誰にも信用してもらえない。
結局最終的には(町長である父親を説得して?)避難訓練として避難させることができたんだけど。
そしてそのまま5年後の時間が経過。
瀧は就職活動中、三葉は東京で就職?
ある日、偶然電車内でお互いを見つける。
顔は覚えているが名前が思い出せないのは、夢だったから?パラレルワールド?
急いで電車を降りてお互いを探す。
ようやく見つけるも名前を思い出せない。
そのまま知らない人のフリをしてすれ違うんだけど、瀧が勇気を振り絞って三葉に話しかける。
瀧『あの、俺・・・君をどこかで・・・』
三葉『私も!!』
瀧&三葉『君の名前は?』
タイトルは『君の名は。』なのに、ラストのセリフは『君の名前は?』なんやね。
1回で理解できる映画ではない
この映画は、
・ネットでいろんな人のレビューや解説を読みまくる
・映画を何回も見る
・小説版を読む
これくらいしないと完全には理解できないと思います。
少なくとも私はわからないことだらけ。
だから『君の名は。』がこれだけのヒットを記録し、世界125の国と地域で海外配給が決定しているということにビックリ。
『悪い』と言ってるわけではないけど、少なくともサラっと映画を見て、『これは凄い!!傑作だ!!』なんて理解できるもんなんですかね。
まぁDVDが出たら、改めて見直しますかね。。。。
RAD WIMPSが邪魔?
映画はRAD WIMPSの曲からスタートし、始まって30分くらいで、アニメのオープニングが始まるかのような感じで『前前前世 (movie ver.) 』が流れる(エンディングかと思ってた)。
製作段階でRAD WIMPSと打ち合わせして作っていっただけに、あらゆる場面でRAD WIMPSの曲が入る。
それが個人的には少し多くて、物語を頭に入れるには邪魔な気がしました。
ちなみに私はRAD WIMPS大好きなんですけどね。
『君の名は。』展
ということで、『君の名は。』展行ってきました。
松屋銀座。
まず感想から先に書くと最悪でした。
(個人的な感想ですよ)
理由としては、まず会場が混み過ぎ。
まったく並ぶことなく入れたのはよかったんだけど、その分会場内が人でごった返してます。
会場内には企画書や絵コンテ、実際に使用された台本などが展示されているのですが、人混みが凄い上に、みんなじっくり見ているので、まったく近くで見れません。
多少並ばせても、会場内の人数調整をするべし。
そして次に展示物の配置方法。
一つのフロアの四方八方に展示がされています。
なので、あっち見終わったら今度こっち行くみたいに、フロア内を人混みの中ウロウロしなければいけません。
会場の都合上、仕方ないんでしょうけど、やはり展示物を一列にして順番に見せる方が個人的には有り難いですね。
そして最後の理由、興味を惹く展示物がない(これは俺が悪い)。
『劇中の授業シーンに登場する黒板を再現したものも初公開する。』ってあるんだけど、ぶっちゃけその黒板って映画において重要なシーンでもないよね?
しかも撮影許可降りてるのここだけだし。
そして最後に劇中に出てくるRAD WIMPSの曲の歌詞がデカデカと書かれているんだけど、歌詞くらいネットでも見れますよ。
会場を出ると、オリジナルグッズの販売。
映画内で瀧が三葉の名前を手に書こうとした『君の名は。』オリジナルマッキー。何がオリジナルかというと、マッキーに『君の名は。』って印字されてます。
でもさ、劇中で使用しているマッキーに『君の名は。』なんて印字はないよね?(これって揚げ足取り?)
そんなものを売るなら、瀧が部屋で座ってた椅子『アーロンチェア』を売ってほしいわ。
売り上げランキング: 20,066
俺とお揃い。
ってか瀧はなんで高校2年生の分際でアーロンチェアなんか使ってるのか。
ということで『君の名は。』展は、『君の名は。』が好き過ぎて絵コンテなどもじっくり見てみたい。という人向けかと。
それ以外で『君の名は。』をもっと深く知りたいという方は、映画をもう一度見るか、小説版を読むか、公式ガイドブックを読む方がオススメです。
KADOKAWA/角川書店 (2016-08-27)
売り上げランキング: 1,718