オカリンメモ

異文化コミュニケーションについての残念なお知らせ

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モーリー・ロバートソンのニコ生チャンネルから後を引き継いだ国際政治チャンネル(仮)が面白い。

特に今回は神回確定とのもっぱらの評判で、池内恵さんが無双を繰り広げておりました。

詳しい内容は月額600円+税を払って見てもらうとして、国際問題と言えば異文化コミュニケーションが大事だという話になりますよね。

そこでイスラム圏の人の考え方などをしっかり学んで、コーランにはどう書いてあるのか、断食などの儀式やハラールフードのことなどを知り、一部の過激な思想についての理解を深めていったりするわけです。

しかしですよ、結局異文化コミュニケーションというのは、お互いが譲歩しあわないと、究極のところでは絶対に相容れることは出来ないわけです。

そういう問題では無駄な争いを避け、利益と損害のトレードオフを計算し、リスク管理を意識しながらやり過ごすしか無いわけです。

もちろん、遠い未来にこうなったらいいな、という理想はあるでしょう。

人類みな兄弟というような。

でもそれは現時点では不可能ですよね。

こちらがいくら知恵を振り絞っても、相手があることですので戦争をなくすことは出来ません。

例えば軍事力をゼロにするためには世界同時的になくすか、仮想敵として宇宙人を想定するぐらいしかないわけですよ。

さて、では異文化コミュニケーションを密にして、諸外国と仲良くする努力は無駄なのでしょうか?

いえ、それはもちろん大事です。

長い目で見ればお互いの文化を交流させていくことで、お互いがいいところを吸収しあって、徐々に仲良くなっていくことは間違いないでしょう。

今の多くの問題は無知による誤った妄想によって敵対してしまうことが原因であること多いですからね。

では例えばイスラム圏の人たちがイスラムの神の教えを永遠に守り続けたいと思った場合、どうしたらいいでしょうか?

こちらもイスラムの神の教えを信じて、一緒に断食してお祈りするしかないのでしょうか?

ノンノン。

それは無理。

いくら密に異文化コミュニケーションを深めても、絶対に相容れることはできないことは変わりません。

そちらが信念を貫くのと同じように、こちらも信じるテクノロジーや経済観念、そして現代日本的(?)つまり今の自分の価値観を貫くだけですよね。

どちらが普遍性に近づけるのかの勝負です。

全人類の人たちが受け入れてもいいかなーって思える価値観を作り出せるかの勝負といってもいいでしょう。

宗教や占いや民間療法などを突き詰めて全人類を幸せにできるのか、科学、テクノロジー、医療を突き詰めて幸せにできるのか、数万年ぐらいたてば勝負が決まってるかもしれません。

ここで変な例を挙げましょう。

人間と昆虫とは生活における文化がかなり異なっていますよね。

では人間と昆虫との異文化コミュニケーションというのはどうなってますか?

はっきりいってコミュニケーションなど成り立っていないですよね。

人間が観察したり、研究したり、利用したりする反面、昆虫は好き勝手に生きてることもあれば、人類を殺傷したりすることもあります。

蚊とかヒアリとかね。

現時点での異文化コミュニケーションというのは、お互いが相手を昆虫のように見ているような状態です。

コミュニケーションが成り立つなどとはそもそも思っていないわけですよ。

自分は心が優しいので、異文化圏の文化を理解してあげたいと思ってます、というのは、上から目線で、まさに昆虫を観察しているようなもの。

結局はお互いが自分たちのほうが上位の存在だと思っていて、相手を観察したり、研究したり、利用したり、殺処分したりしているようなものでしょう。

つまり人類はまだまだそんな段階なので、理想的な異文化コミュニケーションなど不可能なのです。

人間は昆虫ではないので、話せば分かる部分もあるでしょう。

インターネットの発達によって、その話せばわかる部分が昔よりは少しずつ増えていくとは思います。

そしていつかは本当の意味での異文化コミュニケーションが出来る日が来ればいいな、とも思います。

でも現時点では昆虫との間と同じぐらいの文化的隔たりがあるのが事実です。

残念ですね。

ダラダラと書きましたが、結局何がいいたいのかというと、

・お互いの観察をし尽くせば、いつかは分かり合える日が来るかもしれない。

・でも今はまだ無理。

・わかり合おうとする努力を怠ってはいけない。

・でも俺には無理。

・観察、分析、研究などは専門家や愛好家の方々にまかせた!

ってことです。がんばって♪

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-オカリンメモ

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