集中力がない。
いつもボーっとしているか、ダラっとネットを見て時間を無駄にしてしまう。
そこで何か集中力を高める方法はないか、と調べたり考えたりやってみたりしている。
まず、集中力がないときの自分の状態を観察してみる。
すると風邪を引いていて、体調が悪いときや寝不足で眠くて仕方がないことがある。
そんな場合に覚せい剤的に、頭をシャキッとさせる方法があったとしても、寝たほうがいい。
問題は2つ。
それは本当に体調不良なのかどうかの判別方法と、体調が悪くても寝付けないでボーっと時間だけが過ぎていく場合だ。
体調不良なのかどうかの判別法として、体温を計るというのは意味がない。
熱があるなら体調不良だということぐらいすぐにわかる。
もし、体温を計らないと発熱しているのかどうかわからないという人は、一度毎日体温を計る習慣をつけるといいと思う。
俺も過去に自分の体温と体調を観察した経験があるので、今では大体の体温が予測できるようになっている。
で、だ。
今体調不良かどうかの判別法としてやっているのは、90秒以上息を止めるというもの。
これを何度か繰り返してみてもボーっとしたままのときは、体調不良と判断している。
もちろんこの方法は万人に通用するものだとは思っていない。
自分だけの特別な方法だ。
ちなみに、学生時代に、体調が悪いわけではないのだが、授業中に眠くて仕方なくなり、ウトウトしかけたタイミングで先生に当てられると、シャッキと目が覚めたという経験をしたことはないだろうか?
それと同じような効果が90秒息止めにはあるような気がしている。
ただしおすすめはしない。
次に体調が悪いのに寝付けない場合だが、これは寝付けなくても目を閉じて横になるしかない。
そのとき、音楽をかけたり、何かテレビやラジオの音を聞きながらのほうが気が紛れていいと長年思ってきたが、大間違いだった。
無音でただ目を閉じる。
そうすると頭のなかにいろんなことが思い浮かび、余計にイライラしたり、考え事が深まって眠れないんじゃないか、と思っていたがそんなことはなかった。
何もせず思考を巡らせ続けるというのは思いの外、重労働で、イライラしてもそのまま続けているといつの間にか疲れて眠ってしまっている。
そういうことを繰り返していると面白い体験をした。
起きているのに夢を見ているような状態になったことがあるのだ。
これは説明が難しい。
寝転んであれこれ思い巡らせている自分というのを客観的に認識できているのに、頭の中のイメージに自分が入り込んでいること(つまり夢を見ているときのような感覚)も同時に認識しているのだ。
だから何?という話なのだが、逆に言えばこういうことを体験できたとしても何の意味もないという話。
そういうことを神秘体験かの如く語るやつには用心したほうがいいぜ、というね。
それからもう一つ。
集中力がないときって、過去に好きだった音楽を聞いても全然感動しないし、新しく映画や本などを読もうという気も起きないのだが、何をしているかというとニュース性のあるものばかり消費していた。
ニュースサイトやニュース番組ばかりダラダラ見ていたり、ツイッターなんかも何度も更新したり。
これがなかなかの曲者で、アホみたいにニュースやワイドショーを見るようになる年寄りの気持ちがよくわかる。
散歩とかしていても、新しい情報が入ってこないので、イライラしてスマホでちらっとニュースやツイッターをチェックしてしまったりしていた。
これも1kmぐらい歩けば落ち着いてくるのだが、ともかくそういう気持ちになっているということを認識できたのが大きい。
新しい情報を摂取し続けないと気持ち悪いという、情報ジャンキーになっているときは、サッとアウトプットに切り替えられるかどうかで、自分の精神状態をチェックする。
情報のインプットを大量にすることは、一般的にはいいことだと思われている。
知識は富だ。
でもそれは健康な精神状態ならいいのだが、だらだら引きずられているときはあんまり面白くない。
能動的に何かを知りたいという楽しみとは全然違う。
お腹が空いたときに何か食べたいというのは健康だが、慢性的にダラダラ間食ばかり続けているのは、何かしらの病気だろう。
それと同じように、もし今の知識欲が明らかに病的だという場合は、試しに何かアウトプットをしてみるといいと思う。
散歩するとかシャワーを浴びるとか筋トレするとか寝るとかでもいいけど。
そんな感じで、今まさに、アウトプットをしてダラダラしている自分の精神を落ち着けているのでした。
だいぶ落ち着いてきたのでこの辺で。さよならー。