秋葉原の3331に行ったら偶然やっていた展覧会。
【展覧会コンセプト】
人の感覚は記憶に依存していて、痛覚でさえ忘れてしまえば痛いと感じなくなるといいます。モニュメントとは忘れてはならない事柄を想起させるために人の手によって作られるものです。しかし記憶は記録(データ)になると私たちから想起の瞬間を奪っていきます。認識や価値観が変化してしまうような体験であっても、多くの情報が消費されていくように身体的な感覚もまた埋没します。そこには確実に体験があったはずですが、私たちの記憶は、いとも簡単に身体的な感覚を手放してしまいます。身体に存在していたはずの痛みは、痛覚として忘れ去られ、どこへしまわれているのでしょうか。
本展覧会では、現象に目を向けそこに存在するはずの感覚を芸術行為として実践する作家を集めました。彼女たちの作品は記憶のしまわれている場所を明らかにします。事実はいつも強力で私たちを受動的にさせますが、忘れても蘇る痛覚に似た創造力はそれに抵抗する力の存在を証明します。それは私たちに再び想起の瞬間を与えてくれるモニュメントなのです。
本展覧会ではモニュメントのある場を「記憶を想起させる空間」と仮定し、芸術と対峙することによってもたらされる記憶の体験を“Para-monument”と名付けます。5名のアーティストが作り出すそれぞれのモニュメントとして絵画、彫刻、映像やパフォーマンスを提示します。
「Para-monument」へのアクセス
東京都千代田区外神田6-11‐14
3331 Arts Chiyoda 201/202号室
<会期>
2019年04月07日(日)~2019年05月18日(土)
<時間>
12:00-19:00
金・土は20:00まで
火曜定休
<入場料>
無料
記事を書いている人
ノリオメモ(@noriomemo )
株式会社NOOE.TOKYO 代表取締役兼COO。美容健康系メディアなどの運営を経て、2018年5月、起業家と投資家をマッチングさせる『CHAINS』をローンチ。
2018年7月からはオンラインサロン『ノリオンラインサロン』を主催。遊ぶことに命かけてる。アソ部主催。
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