相変わらず『CHAINS』の広報で動き回っている私ですが、本日は『@press』さんのプレスリリースセミナーを聞いてきました。
CHAINSでも今月来月あたりにプレスリリースを出したいなと思っているのですが、プレスリリースの経験がないので、プレスリリースの書き方など、基礎的な部分を学びたいなと。
かなり参考になりましたので、まとめたいと思います。
@pressでプレスリリースの書き方を教えてもらってきた
場所は新宿。
テーブルにはレジュメとお水が置いてあるという心遣い!
(ちょうど喉渇いてた私には有難い)
ちなみに参加していた方は私以外、全員スーツだったのが印象的。
プレスリリースの書き方の基礎
まずはプレスリリースの書き方の基礎から。
プレスリリースって、注意深く見ていない方はわからないと思いますが(私も書くことを意識するまでほとんど見ていなかった)、毎日凄まじい数がリリースされています。メディアはメールやFAXで受け取るわけですが、中堅メディアでも1日500本以上受け取っているそう。ということは、ほとんどのプレスリリースは読み流すどころか、読むに至るまでも至難の技なのです。
このあたりは【ハガキ職人】的な考え方になるのかなと。
人気ラジオでは毎週大量のハガキが来ているので、採用されるどころかチェックされるまでもが至難の技。
またプレスリリースの場合、メディア毎に属性が違うので、そのメディアに合った訴求方法が必要となるそう。
切り口や構成
切り口としては、、、、
・新店舗や新サービスのオープン
・既存商品の拡充(色や機能の追加)
・サービス改定(リニューアル)
・イベントやキャンペーン
・調査結果の発表
・業績発表(売上◯◯突破など)
・他社とのコラボ(業務提携)
こんなものが多いそう。
基本構成は【タイトル】【画像】【冒頭文】【本文】という感じ。ただ上記の通り、毎日数百本もプレスリリースを受け取っているメディアに読んでもらうためには、【タイトル】のみで読まれるかどうかがほぼ決まってしまうと。そして【画像】【冒頭文】で、最後まで読んでもらえるかが決まると。日本人は学校で起承転結を教えられるので、結論を最後に書く人が多いそうですが、プレスリリースにおいては【結論の先出し】が重要になってきます。
またリリースの送信方法によっても書き方のテクニックがあるそうで、たとえばメディアがメールで受け取っている場合、受信ボックスに並ぶのは件名、要するにプレスリリースのタイトルが並ぶわけですが、そこで興味を持たせなければクリックされることさえありません。またFAXの場合、1枚目で目にする【タイトル】【画像】で興味を持たせる必要があります。
FAXでのプレスリリースがどこまで必要なのかとも思ってしまうのですが、意外と雑誌や新聞、テレビなどの旧媒体はFAXで受け取ることが多いので、メール配信のみだと訴求しづらかったりするそう。
文章表現のポイント
文章表現のポイントはこちら。
・具体的な表現を使う
・専門用語や業界用語を避ける
・わかりやすさ重視
メディアは大量のプレスリリースを見るので、読んでいてわかりにくいもの、理解しにくいものなどは目に留まりにくいそう。専門用語もしかり、IT系の記事はアルファベット表記が多いそうなので、気をつけたいところ。わかりやすさを意識するという部分では「読むリリース」ではなく「見るリリース」を意識する必要がありそうです。
社名や商品名に訴求力がある場合はタイトルの序盤で使用してOK、また最近では「AI」や「IoT」などは結構拾われやすいワードだそう。そういった『キラーワード』はどの業界でもあると思うので、そういったものを意識するのも一つのテクニック。
そして『日本初』というワードについて、結構ビビる人が多いそうですが、ネットなどで調べた上で、同じようなものが見つからない場合は、結構ガンガン使ってもいいとのこと。
信憑性やインパクトを高めるという意味で、具体的な数字を使うのも訴求力が増すそう。
・予定数(販売数)
・時期
・市場
・商品スペック
その他
その他には、同じプレスリリースを雑誌で取り上げた場合、テレビで取り上げた場合の違いや、雑誌でも「経済誌」と「情報誌」での違い、テレビでも「経済誌番組」と「情報番組」での違いなど、メディアによって切り口が違うなどの事例を紹介してもらいました。
また国内のPRの成功事例をいくつか紹介し、どの部分で成功したのかを解説。
かなり参考になりました!!