今回読了したのは桜雪(仮面女子)『ニッポン幸福戦略』。
仮面女子の桜雪氏が社長、起業家、学者、クリエイターらと【10年後のニッポン幸福戦略】を考えています。
対談相手はDMM.com会長 亀山敬司氏や、SHOWROOM株式会社代表取締役社長 前田裕二氏など、今話題の人たち。
with 亀山敬司
亀山敬司氏は、言わずと知れた合同会社DMM.comの会長。
思い切りとスピードが大事
多くの人が「こういうことをしたら稼げるかも」という思いつきがあったりする中で、どんな障壁を越えればビジネスにできるのかという質問に対して、「とりあえずやってみることが大事」と言います。
優秀な人がたくさんいる中で抜きん出るには、やりながら考え、実践のノウハウを理解していく必要があると。今の時代は変化が速いから、ベンチャーにとっては狙い目だとも言います。
成功のコツについて
とにかく数撃つ作戦。
100個ビジネスのネタがあったとして、すでにどこかが手掛けている、大手が始めたら負ける、案が面白くても発案者の実力がなくて成功し得ないなど、失敗が目に見えているものは最初にハジき、残ったものをさらに精査して1個くらいが残ると。数撃ってダメだと思ったら早めに引く。10発撃って一つしか生き残らなくても、そのプロジェクトが10年稼いでくれたらペイできると。エンジェル投資と同じような感じですね。
また面白いなと思ったのは、学生の斬新なアイデアに投資したいと思ったことはあまりないとのこと。
「アイデアというのは、斬新でもいいけれど、実現できるかどうかが勝負だから。学生はたいだい能書きと情熱だけで、実現できるスキルがない。「やれるの?」と尋ねても、経験がないから「たぶんやれると思います」としか答えられない。
アイデアだけ持ってくる人、例えばプレゼンのコンテストで優勝する人って、実は何もできないわけ。コンテストウケするプレゼンがうまいだけで、ほとんど実行しない。だったらアイデアを持っている人より、アイデアはすでに存在する事業のパクリでも、それをコツコツ実行できる奴の方がよくない?
事業モデルなんて、世界中でみんな同じようなこと考えているんだ。最初のアイデアはパクリでも、実現したあとで自分らしいオリジナルを足していけばいいんだよ」
with 中村貞裕
中村貞裕氏は、都内などの流行飲食店などをたくさんプロデュースしている実業家です。
「bills」や「MAX BRENNER CHOCOLATE BAR」「ICE MONSTER」など、私が行っているお店なども多数。
著書の中でも常時60くらいの案件が同時に進んでいると。。。。
中村氏は、ミーハーを貫くことでトレンドや流行を知っている自分ができあがったと。
何かを極めている人の到達点が100とした場合、小さい情報をたくさん仕入れて1を100作って100にする。そしてそれを200,300と広げていくのが中村氏の発想だといいます。
【広く浅く】【熱しやすく冷めやすい】というのが自分にもかなり通ずるところなので、「B型かな?」と思って調べたらAB型でした笑
今は特にSNSとかでもコンセプトを絞れ絞れと言われるのですが、もちろんその方が【特化】して目立つ要素もあると思いますが、個人的には飽き性なのもあり、こういった【広く浅く】興味のある方にどんどん進んでいくというのはとても良いなと思います。
その他にも
その他にも、岩本晃一氏「日本は新しい技術が出現して仕事が効率化されても、一部の人間の雇用を守るために依然として人間を充てて非効率な仕事をしている国」「【根回し】という言葉は日本にしかない」とバッサリ斬っていたり、高橋智隆氏「試行錯誤の中に発見があり、外注してしまうと自分に何も残らない」などなど。
記事を書いている人
ノリオメモ(@noriomemo )
株式会社NOOE.TOKYO 代表取締役兼COO。美容健康系メディアなどの運営を経て、2018年5月、起業家と投資家をマッチングさせる『CHAINS』をローンチ。
2018年7月からはオンラインサロン『ノリオンラインサロン』を主催。遊ぶことに命かけてる。アソ部主催。
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