西野亮廣『新世界』読了。
といっても、新R25で無料公開されたものでそのまま読了していまいました笑
11月発売&絶賛ヒット中のビジネス書『新世界』を全ページ無料公開します(西野亮廣)|新R25 – 20代ビジネスパーソンのバイブル
『新世界』の中では、信用を貯める話、クラウドファンディングの話、しるし書店の話、嘘をつかない話、オンラインサロンの話など、かなり多岐に渡ります。
西野氏のことが大好きで全ブログを読んでいる方にはすでにインプットされている情報もあるかもしれませんが、それでも改めて思うことは多々ありました。
信用を貯める話
まずは信用の話から。これはTwitter界隈、クラファン界隈にいる人にはもう今更な話かもしれませんが、お金ではなく信用を貯めろと。
ホームレス小谷氏は自分の1日を50円で売っていたことがあり、信用を貯めていったそう。
これまでボクらは労働の対価として「お金」を受け取ってきたけど、ホームレス小谷はお金を受け取ること(お金を稼ぐこと)を放棄して、その代わりに「信用」を稼ぎ続けたんだ。
それから小谷氏が結婚をし、結婚式の費用をクラウドファンディングしたところ、3週間で250万円が集まったという。
ホームレス小谷は「お金持ち」じゃなかったけど、「信用持ち」だった。
信用を稼ぎに稼ぎまくっているから、「クラウドファンディング」という「信用をお金に換金する装置」を手にした時に、お金を作り出すことができた。
西野氏が面白がったからこそここまで加速して信用を貯めれたというのはあると思いますが、【信用貯蓄】についてはとても参考になる話です。
しるし書店の話
しるし書店も面白い試みだと思います。
ただの古本ではなく、読み手が気になった一文に線を引いたり、付箋を貼ったり、メモしたり。「どこを見て、何を感じたのか」に価値を感じ、書店を開設してしまったのです。
有名人じゃなくても、たとえばボクは、自分が信用しているスタッフの“しるし”が入った本は、定価より高くても手に入れたい。
「自分が信用しているスタッフがその本をどのように読んで、何を思ったのか?」という、“信用しているスタッフの視点”が欲しいから。
書き手目線で考えると、お客様アンケート的な意味合いも兼ねれますね。
嘘をつかない話
これはこの本で一番重要だなと感じた章でもあります。もし「全部は読めないよー」という方は、この章から読むといいと思います笑
嘘をつかない話について、著書内ではテレビタレントに例えて、わかりやすく説明してくれています。
たとえばグルメ番組でマズイ料理が出たとしても、ボクたちタレントは「美味しい」と言わなくちゃいけない。
いやいや、それ以前に、「マズイ!」なんてコメントしたら、そもそもオンエアではカットされちゃうね。
オンエアでカットされちゃうと仕事にならないので、ボクたちタレントは、これまで、場合によっては「美味しい」という嘘をついてきた。
ただね。
昔はそれでも良かったんだけど、今は、その料理が本当に美味しいかどうかが、『食べログ』やTwitterで調べられてしまうようになっちゃった。
要するに「嘘をつくな」ってことだけなんだけど、これが意外と難しい。
例えば知り合いが作品や記事を出せば、みんな「良い」「最高」「素晴らしい」と称賛する。さすがに本人を目の前にして「ださい」とは言いにくいですよね。でも自分が出した側に立ったら、やはり微妙だなと感じたものには微妙と言ってほしかったりします。
著者はそれについてもこう言及しています。
「嘘をつかない」というのは、とても難しいんだよ。
これは覚えておくといい。
嘘は感情ではなくて、環境によって“つかされる”んだ。
誰一人として嘘はつきたくないんだけど、嘘をつかざるをえない環境になった時に嘘をついてしまうのがボクらだ。
とっても耳が痛いですが、そう考えると、私が好きな人はみんな正直者な気がします。ホリエモン、ひろゆき、落合陽一。あ、みんな正直者だ!!
だから私もなるべく正直者でありたいし、嫌われる勇気は常に持っていたいなと。。。。
オンラインサロンの話
オンラインサロンについてはこのブログでも結構していますが、【お金を払って働く】ことについて。
例えば西野氏は『サーカス! 〜世界で一番楽しい学校〜』という学校イベントを時々開催していて、毎回「スタッフになれる権」が一番初めに売り切れるそう。
これはすごい。
で、これを読みながらわかったことが一つあります。
それは、
自分が働きたいと思ってからお金を払うという流れがあるということ。
『サーカス! 〜世界で一番楽しい学校〜』の流れを見ると、お金を払って働くって楽しそう!!って感じがとてもするのですが、それは先に「楽しそう!」という感情がきてからお金を払っています。でもオンラインサロンって、順番が逆ですよね?「このイベントが楽しそうだからお金を払う」という順番ではなく、「お金を払ってオンラインサロンに入ってから、イベントの企画が発生する」という流れですよね。
なので、必ずしも全部が全部「楽しそう」とはならないわけです。
それも信用と直結すると思うので「あの人のサロンのイベントは毎回楽しそう」となれば、「お金を払ってオンラインサロンに入ってから、イベントの企画が発生する」という流れでも問題ありません。
【お金を払って働く】を提唱しているオンラインサロンオーナーには、改めて考えてみてもらいたいテーマではあります。
まとめ
とても良い本だと思います。
上記に書いた以外にも、オンラインサロンのプラットフォームの話、シルクハットの話、レターポットの話など、まだまだたくさんありますので、興味のある方はぜひ読んでみてください。
ちなみに新R25で読むと、前回どこまで読んだかわかんなくなりますので、そういう人は本を買っちゃった方がいいかもしれません笑
やべえ。前回どこまで読んだかわかんなくなる笑
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記事を書いている人
ノリオメモ(@noriomemo )
株式会社NOOE.TOKYO 代表取締役兼COO。美容健康系メディアなどの運営を経て、2018年5月、起業家と投資家をマッチングさせる『CHAINS』をローンチ。
2018年7月からはオンラインサロン『ノリオンラインサロン』を主催。遊ぶことに命かけてる。アソ部主催。
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