オカリンメモ

モチベーションをガチで研究してるアメリカの心理学者 Edward L. Deci って知ってる?

投稿日:2018年4月28日 更新日:

たまには知的な投稿を。
(知的ということの意味は、自分の仕事の成果をあげるための勉強とか、やらなければいけないからやることではなく、不必要なことだけど知りたいと思うことを意味する。)

今、Edward L. Deciの「Why We Do What We Do」を読んでいます。
Edward L. DeciはRichard Ryanと共同でSelf-determination theoryを研究している心理学者です。
キーワードは「Intrinsic motivation」とか「autonomy」。
心理学と言えば、ヨーロッパ系のフロイトやユング、アドラーはどうも別世界の話のようだし、アメリカのスキナーやマズローもなんかしっくりこないという人も多いでしょう。そんな人には現代のアカデミックなサイコロジーがオススメ。と言っても精神医学は薬の話が多くて興味がわきにくい。そこでモチベーションを研究しているEdward L. Deciですよ。

ざっくり研究のポイントをあげると、

・人がやる気になるのは「competence」「autonomy」「psychological relatedness」が大切。

・報酬は人の「Intrinsic motivation」を減らす。

ということになるのですが、極めつけがこれ

・「幸福感の追求が他の感情経験を妨げるとき、望ましくない結果が起きる可能性がある」

生きていることのほんとうの意味は、単に幸福を感じることではなく、さまざまな人間の感情を経験することである。

 The true meaning of being alive is not just to feel happy, but to experience the full range of human emotions.

極東ブログ – [書評] 人を伸ばす力(エドワード・L・デシ、リチャード・フラスト)

つまり幸せを感じることなんてものは人生において大したことではないって話。確かに「ああ幸せだなぁ」なんてしょっちゅう感じてるような暇はないですよね。そんなことより、何かに夢中になったり、心を揺さぶられたり、疲れてゆっくり横になったり、嫌な思いをしながらも仕事をやり遂げたり、まあ人生は忙しいもんです。

ところでEdward L. Deciの人柄は少し話をしているのを聞くだけでも、「ああ、この人はいわゆる真面目な学者だなぁ」という感じです。
(ちなみに相方のリチャードはとてもユーモアがあってコミュ力が高い感じ。講義のスライドとかにもシャレを挟んで来るタイプ。ディーシーはほとんど質素で簡潔なスライドしか使わない。)
ディーシーはとてもゆっくり言葉を選んで話すので、聞き取りやすいってこともあるので動画もオススメ。
わかりやすいYoutube動画はこちら。

日本語訳も出てるみたいなので、興味がある方はぜひ。

人を伸ばす力―内発と自律のすすめ
エドワード・L. デシ リチャード フラスト
新曜社
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