ぼけーっとバナナの病気のBlack Sigatokaの話を英語で聴いていて、
cancerって聞こえたので、
あれ?そう言えば植物も癌になったりするのか?と思ったわけです。
実際のBlack Sigatokaの文脈では、バナナがBlack Sigatokaにならないための
薬というか農薬が人間の癌の元になると言われているって話だったんすけどね。
で、癌って細胞分裂するときのコピーミスが原因で、
健康な人でも毎日すごい数の癌細胞は体に出来てるけど、
ちゃんと処理出来てるから大丈夫なだけであって、
それが異常に増えたらいわゆる悪性腫瘍というか、癌になるんだよね?
みたいな淡い知識しかなくて、
そう考えると、植物だって細胞分裂のときのコピーミスはあり得るし、
癌になることもなくはないんじゃないかなーってふと疑問に思ったわけ。
もちろん植物も病気はある。
でも植物って多分癌にならないよね?
なんでだろう?
もしかしてそのメカニズムがわかれば、人間の癌の治療に役立ったりしない?
と思って調べたら、なるほどの回答が。
ただ、植物の細胞は細胞壁でくっついていますので、中に浸潤することはなく、また、転移もありません。
植物のガンについて http://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=2514
一般社団法人日本植物生理学会のサイトより引用
あー、そかそか。
細胞壁があるから浸潤も転移もしないのね。
いやー、勉強になったわー。
普段何気なく気になったことって、今はこうやってググって
学者とかのわかりやすい説明とかを見つけられるのがいいよね。
もちろん、説明してくれていない問題とかでも論文とかも探しやすいし。
ネットがなかったら、テレビとかそこらへんのおっさんが適当に言ったことが
本当かどうかわからないけど、ちゃんと調べるの大変だし、スルーしてしまうつもりが、
なんとなく頭に残って、それが蓄積してトンデモ理論とかが定着してしまう可能性がある。
気をつけようね。