とよ田みのる『FLIP-FLAP』読了。
好きな子に告白したら「ピンボールでハイスコアを出したら付き合う」という条件を提示されて、不純な動機からピンボールを始めてみるも、いつしかピンボールにのめり込む主人公の話。
意味なんてない
ピンボールの店内最高得点に意味はないんです。
でもよく考えれば、100mを9秒で走ったって、ワールドカップで優勝したって、生きていくために直接必要な能力ではないですよね。
現代は欲しいものがなんでも手に入り、餓死することもありません。
(少なくても日本では)
だから意味のないことに熱中するし、心が震えるのです。
私はもちろんピンボールには興味ないですけど、無意味なことに心が震える気持ちはわかります。
少なくてもこの漫画の主人公においては、「彼女と付き合える」という大きな意味があるのです。
「好き」「楽しい」に意味がある
漫画を読んでいると、いつの間にかピンボールに夢中になっている主人公がいます。
最初は「彼女と付き合えるかも」という不純な動機があるわけですが、いつしかピンボール自体に惹かれていくのです。
無意味だけど本気でやっているのです。
「嫌い」という感情は、生理的なもの含め、原因ありきなことが多いので理論的に説明しやすいですが、「好き」や「楽しい」を理論的に表現するのはとても難しいです。
「なんとなく好き」「なんとなく楽しい」
でもそれでいいんです。
生きることに意味ばっかり求めても仕方ありません。
無意味じゃなくなる方法は楽しむこと
「無意味じゃなくなる方法教えてやるよ。楽しめ!!!!!」
なんだか、哲学的なものを感じてしまったのは私だけでしょうか。。。。
✅意味はないけど心が震える
✅無意味だけど本気でやっている
✅無意味じゃなくなる方法は楽しむこと
楽しむことが全て。
毎日が楽しくないという方にぜひ読んでみてもらいたいです笑
興味のある方はぜひ。1巻で完結するのもいいですね。
Kindle Unlimitedでも読めるっぽいです。