『ウシジマくんvs.ホリエモン 人生はカネじゃない! 』は本当に素晴らしいです。
こんなに長くなってしまうとは。。。。
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真面目な人ほど自分自身で問題をつくり出す
©真鍋昌平 / 小学館
ホリエモンのメルマガでは、毎週質問にすべて答えてくれるのですが、ビジネス以外にも、お金の悩み、恋愛、友情、家族、病気など、さまざまな質問が寄せられるそう。
「会社を辞められない」
「彼氏彼女(夫、妻)と別れられない」
このような悩みは、自分の行動次第でいくらでも変えられます。
しかし「会社を辞めるのは悪いこと」「離婚は悪いこと」という洗脳から逃れられず、なかなか行動にうつせません。
他人から見たら大したことではない悩みを、こねくりまわしてややこしくしているだけなのです。
悩みが過ぎれば「今まで何を悩んでいたんだ」と振り返る人も多いと思います。
また「分不相応」という意味不明な感性について、面白い事例が書いてあったので、引用したい。
「サブカル界で人気の論客とトークイベントに出たときの話だ。
彼は、元モーニング娘。の加護亜依の熱狂的なファンで知られる。あまりに好きのレベルが高いので、付き合っちゃえば?と私は言った。
すると「僕みたいなのが付き合うのは分不相応ですよ!」と返してきて、なぜか私が責められることになった。
理解できない…分不相応かどうかは、加護が決めることではないか。にもかかわらず、自分自身で勝手に気持ちのストッパーをかけてしまっている。そんなに好きなら付き合う努力をすればハッピーだし、うまくいくかもしれないのに、分不相応だという判断で動き出さないのは、いかがなものか」
これと似たような話で、芸術系の人に多いのは「自分の高い基準値を超えたものしか世に出さない」というもの。多少好みの問題でもあるのですが、いつまでも納得のいく基準に達せず、ぜんぜん何も出さない人はよくいます。
私はどんな創作物の基準値も結構低くしているので、だいたいGOサインを出します。他人が相談してきた場合も同様。「見た人の誰かが◯をくれればいいや」という感じで。。。。
職人気質が悪いとは言いませんが、「自分が良いと思ったものが他人から評価される」「真面目にやっていればいいことがある」という考えは幻想です。
また学校でも会社でも、そしてSNSでも散々見てきた【第三者目線】の謎の正義。
「他の人が嫌な気持ちになると思います」
【他の人】が誰を指しているのかいつもわかりませんが、嫌なら離れればいいし、その【他の人】も嫌なら自分で言うでしょう。
第三者目線に立って怒りを振りかざしている人は、その人をダシに自分の意見をゴリ押ししたいだけなのです。
【第三者目線】に立ちたがる偽善者もいれば、そんな外野の野次を恐れて発言・行動ができない人もいます。。。。外野なんて所詮表面上しか見ていない他人なので、無視すればいいのに。。。。
最近だと、りゅうちぇる氏が妻や子供の名前のタトゥーを彫って批判を浴びたという事例。
批判の多くは「日本の公共のプールや温泉施設ではタトゥーを入れていると入場できない場所も多いため、子供と行けなくなってもいいのか?」というものだったらしいのですが、プールや温泉に行けない懸念を他人がどうこう批判することではないし、幸せはそれぞれで決めればいいのです。
それでもこれだけ丁寧に説明してあげるりゅうちぇる氏はすごいなと思いますが笑
結果ではなくプロセスを評価する教育の弊害
これも自分が常々思っていたことで、学校教育で刷り込まれた「結果よりも過程が大事」という教えをいまだにしっかり守って、プロセスばかり見ている人が、周りに及ぼす弊害。
日本では、他人に配慮しているように見える人が良い人で、空気を読まずに本音で喋る人は悪いとされがちです。
しかしまわりくどい表現をして話がややこしくなるくらいなら、ストレートに伝えるべきだと思います。
「結果よりも過程が大事」と言えば聞こえはいいですが、それは努力したことを褒めてもらいたい【褒められたがりくん】です。
MAXの力で50の仕事をする人と、手を抜きながらも90の仕事をする人がいて、MAXの力で仕事をした前者を褒めるでしょうか?
要するに、努力をしても結果がついてこない人は、頑張り方を間違えているのです。
努力というのは、正しい努力をして初めて結果がついてくるものなので、無駄な努力をいくら続けていても、結果はついてきません。
それでも日本の学校教育は「努力こそ素晴らしい」「頑張っていればいつか報われる」みたいな、若干間違った教えをいつまでも説いているのです。
「助けて」の言えない風潮が犠牲者を増やす
これも学校教育で刷り込まれた空気感かもしれませんが「困難を自分で何とかできるのが、一人前の大人」だという空気感。
「自分で処理できるトラブルは、なるべく自力で片づけるべきだけど、どうにもならないピンチを抱えてしまった場合、気軽に「助けてください」と言うべきだ」
「簡単に他人を頼るのは根性が足りない」などと、仕事やプロジェクトなどでボールを持ったままにされたら、それこそ他のメンバーに迷惑をかけるので、困った時はすぐに助けを求めた方が早いです。個人的には、聞いた方が早いなら簡単なことでも聞いていいと思っています。
Part.4へつづく
小学館
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